赴任者は帰任後退職しやすい!?(海外引越よもやまばなし)
2019.12.03
海外赴任者が帰国後に退職してしまう理由
今回は海外赴任後の赴任者の実態について考察したいと思います。海外引越会社と関係ないですが単純に情報提供なので気軽に読んでもらえればと思います。
少し古い調査データにはなりますが、アメリカで2002年に行われた調査によると、4人に1人の割合で海外赴任者が帰任後2年以内に辞めているとのことです。(Lazarova and Caligiuri 2002)
実は、海外赴任帰任者の25%が帰任後2年以内に辞めるらしいんです。
意外に多くて衝撃を受けませんか( ゚Д゚)・・・。
この調査研究によれば、以下が主な理由だそうです。
①「海外に比べて挑戦性のない仕事が割り当てられた」
②「海外で培った獲得したスキルが生かせなかった」
③「海外に出ている間に昇進機会がなくなった」
④「海外のように自立的な仕事を行うことができなくなった」
⑤「キャリアが不透明になった」
⑥「同僚、本社の人的ネットワークからの離脱」
⑦「本国文化への逆適応への失敗」、といった理由が挙げられています。
特に③、④、⑤、⑥、⑦については海外に行った弊害のようにも思えます。会社の辞令により海外へ赴任したのですが、赴任したことによって、逆に日本国内の組織から離脱されたようにものになっているのかもしれません。
とても悲しい話ですね・・・・。もしかしたら、古いデータなので今はこのように感じることは少なくなっているかもしれませんね。
しかし、これから海外赴任をされる方は、海外に出るリスクも十分に考慮して赴任した方がよいかもしれないですね。
私の予想に反して思っている以上に海外駐在経験が負に働いている方が多く感じます。確かい海外で遊びに行きくのと、駐在するのでは大きない違いあるかと思います。
そこ辺りを十分に吟味していく行かないを決めた方が良さそうですね。
参考:「中原淳のグローバル人材育成を科学する「海外赴任者が帰国後に退職してしまう理由」より