ストレスフルの海外赴任を楽しむためのストレス発散の極意!(海外引越よもやま話)
2019.12.21
ここでは、私の海外赴任経験を踏まて、海外生活でストレスが溜まりやすいポイントとその解決策をお伝えしたいと思います。海外引越会社として、多くの海外拠点のスタッフがどのようにストレスを解消してきたのかも教えちゃいます!
①日本で手に入るものが手に入らない
これは諦めるしかないのですが、服、食器、家財、家電、日用雑貨など、とにかく色、デザインなどで妥協しなければならないことです。近年では、IKEAなどもの進出してデザインなどは洗練されてきたと思われます。しかし、アジア圏は注意が必要です。とにかくデザインや色が合わないところがあるはずです。欲しい色が無いなどは日常茶飯事です。日本の無印良品なども参入している国もありますが、如何せん値段が高いです。旅行ならまだしも、長く赴任となると無駄遣いはできません。そうするとどうしても妥協が必要になります。これはある程度は潔く諦めが肝心!
②食べたいもが安く食べられない
特に和食。現地で食べると高いです。それを毎日食べることは無理です。個人的には旨いラーメンを無性に食べたくなりました。しかし、日本で食べるクオリティはかなえてもらえません。まぁ、許せるかなと言う感じ。低コストでいつでも好きな時に食べれる日本の環境のようにはいきません。私はそば好きなので、そばも定期的に食べたくなりまさした。
③言葉はわからず詳細な点を伝えられない
これは仕事でもそうなのですが、英語にしても現地語のしても、母国語のように使いこなせないで、本当に言いたいことを言えない。「これは本当にストレスです」「ちょっと、違うけど、しょうがないか」など、妥協して伝えるコミュニケーション。これが積もり積もれば大きなストレス間違いなし!
④理髪店、美容室の腕前
日本人がいる店に行けばいいのですが、私も近くに日本人がいる店がないので、住居の近くの理髪店に仕方なく通っていました。また、これが上手くないです。写真を見せても微妙に違うし、直ぐにバリカンを使いたがるなど、思うようにいきません。まぁ、かなりのこだわりにが無い限り、日本のクオリティは諦めてください。ない袖は振れぬということで!
⑤空気が汚い
特に東南アジア界隈は注意が必要です。渋滞の影響かもしれませんが、喉が痛くなります。空気が汚れているため、現地の人は出勤時にマスクをしている人も多いです。日本にいるとあまり意識することはありませんが、海外の空気が汚いものだと思って赴任してください。とくにバイクは注意してくださいね。
⑥衛生環境が良くない
まぁ、これは仕方がないのかもしれませんが、ゴキブリは覚悟しておいてください。もちろん住居にもよりますが、特にレジデンスの近くに飲食がある住居や1階が飲食のマンションは注意してください。国によっては、定期的に駆除のための殺虫剤を散布しているところもあるようですが、路上や住まいで出ることは覚悟しておいてください。国によってですがゴキブリが逃げない。人を怖がらないこともあるので注意が必要です。また、屋台などで食事をするときも、どのような水で暑気ななどを洗っているか不明なので、フォークやスプーンを拭く除菌シートを持参すると良いでしょう。
⑦インターネットが遅い
これも海外あるあるかもしれませんね。特に東南アジア圏では雨の日や風の強い日など、ネットが極めて遅くなることがあります。その際に日本とのTV会議などをやると悲惨なことになります。
最近はだいぶ良くなってきたように思いますが、ネットが遅いことは覚悟しておいてください。自分も相手も理解しておく、理解してもらうことが大切です。
いろいろあるけど体を動かそう
正直、なれるまでかなりストレスがあります。慣れてもストレスが無くなることはないでしょう。わが社グループのスタッフの多くはストレス発散に行っていることは運動が多いようです。例えば、海外側でフットサルのチームや、ラグビーチームに参加しているスタッフが多いように思います。私の場合は、走る、筋トレする、スポーツするなど。無理くりにでもスケジュールに入れて実行していました。時には「クソ野郎」と叫びながら、サンドバッグを殴るとことも幾度や・・・。
どちらにしても、運動することがキーのようですね。実際に運動と心の関係はあるようですね。以下、興味があれば読んでください!(*´Д`)
「心を強くする」には運動が欠かせないワうつ病の治療と予防には定期的な運動が効く
赴任者のメンタルヘルスを甘く見てはいけない(海外よもやま話)
2019.12.21
酷い場合は自殺する人もいる!?
赴任者を送り出す。会社側の立場として気をつけなければならないことがあります。
それは、赴任者のメンタルヘルスです。
会社としては、若手を抜擢し経験を積ませようと考えるものですが、昔と今の社員は異なります。
国のため、会社のためと猛烈に働いた昭和の社員と現代の社員は異なります。
さらにゆとり世代では、教育方針も異なっているため、物事に対するプレッシャーや受け止め方も違うはずです。
意識する必要があるのは、根性論や精神論ではついてこないということです。
環境が変われば、考え方も異なる。その辺を十分に理解し、対応を考えて送り出す必要があります。
海外赴任者になると友達も少なくなります。そのため、相談する相手もいない状況に陥ります。
近頃は、飲みにケーションが嫌われる時代です。そのため、仕事が終わると直ぐに帰宅する人が大半です。
また、近年のSNSでのコミュニケーションが発達により、Face to Faceのコミュニケーションの機会が少なくなっています。
これが海外になると更に現実世界でのコミュニケーションを取る機会が格段に減り、自分だけの世界に陥りやすくなります。
会社としても、日本の上司なども定期的に接触を持つ必要があるかもしれません。
特に赴任者が少ない国に送り出す場合、プライベートでもあまり社交的でない、自分自身でストレスコントロールができない人にはあまりお勧めできないです。
実際に海外出張の間に自殺してしまった人もいます。
海外ですと、日本人と同じ志やモチベーションで仕事をする人は極めて少ないです。
それを外国人に求めてしまうと、現実とギャップなどにより、過度のストレスを溜めることになりかねません。
<海外出張中の自殺 両親に解決金500万円で和解>
御社の社員が以下のようなニュースになるのは悲しすぎませんか・・・。