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株式会社マイグローバル・ジャパン

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海外で生活する前に知っておきたかったコト!Overseas Tips

間違って送られてしまった海外引越家財!?(海外引越よもやま話)

2019.09.04

頼んでいない必要ない引越家財が届いていた(*´Д`)

 

これは私が海外側で引越業務を行っていたときの話です。実は赴任してみると分かると思いますが、日本人のコミュニテーて意外と狭いんです。

だからこそ、ちょっとした情報や噂は広まりやすいです。もちろん良い情報も悪い情報もです。

 

今回、私が海外側で配達時に奥様より聞いたお話ししたいと思います。

国にもよると思いますが意外に頻繁におこっているようですのでご紹介したいと思います。

 

日本から海外に赴任される場合、会社の規定量に入りきれない荷物の問題が浮上します。会社で倉庫保管が許されている方は特に問題はないのですが、倉庫保管が認めあれていない方は荷物の処分に困ります。

多くの人は実家に送るか、廃棄処分する方がほとんどです。

 

海外引越をするときは、海外便と国内引越分を同日におこないます。

この度、登場する奥様仮に大久保様とさせてもらいますが、この方のエピソードを紹介します。

 

この大久保様。3月の海外赴任シーズンに台湾へ海外引越しなければならなく、1つの海外便は台湾へ、国内便は大阪府へと荷物を引取ってもらったらしいのです。

 

そして、台湾に渡航。お子様のお荷物が無く不便な中、何とかやりくりをしながら船便分を待ったそうなのです。

1ヶ月近くが経過し、ようやくお荷物が配達されることになりました。

 

大久保様のお子様も遊び盛り、おもちゃを楽しみに待っていたのです!

そして、引越会社がお荷物を開梱。

 

しかし、”おもちゃがない”ではありませんか ( ゚Д゚)

おもちゃの代わりあったのは大阪の実家に送ったはずの椅子4客・・・。

 

大久保様のかなりがっくりな様子。子供は泣きだす。怒り出す!

まさか、信頼していた大手引越会社。こんなことがあるなんて・・・。

 

私もこの話を聞いたとき、お子様が小さいだけに可哀そうだなと心底思いました。

大手企業だからと言って全て信用しては駄目ですね。

 

その後の対応も重要。トラブルが発生したと、海外側で引越会社が真摯に対応してくれるか。

それによって心がかなり救われるものです。

 

海外引越会社、選びは少々深いです。

 

(編集:海外引越のマイグローバル・ジャパン)

広報担当:高山

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女性必見!海外生活面の安全対策(海外引越よもやま話)

2019.09.04

女性必見!生活面の安全対策

希望が膨らむ海外生活ですが、日本と同様の意識ではいけません。そこで今回、とくに引越が済んだ後に強烈に意識しなければならない内容を取り上げたいと思います。

 

まずは周囲の環境を知ること!

まず自宅周囲の環境を知ることが何よりも先決。狭い通りや人気の少ない場所。例えば一方通行などの道路事情など、地域に長く住まないとわからないことが沢山あります。知り合いなどにしっかりと教えて土地に情報を教えてもらうことが大切です。見知らぬ地で土地勘がない場合、現地ビギナーだとばれやすいので注意しましょう。

 

ライフラインを押さえること!

ついたらまずすることは、警察,病院,消防などの位置や連絡方法・利用方法を確認することです。の知人宅の位置,連絡先も確認しておくほうがより安全です。思わぬトラブルに巻き込まれることや、怪我や病気になること。さらには火災に巻き込まれる可能性もあります。日本の常識は世界の非常識。何があったもおかしくありません。そのためには海外生活で初めにやるべきとは、ライフラインを押さえる。これにつきます。

 

現地の習慣や価値観に配慮すること!

海外生活は文化も宗教も異なる国で生活します。そのため、現地の習慣や価値観を考慮する必要があるでしょう。日本では当たり前の恰好でも、派手な生活や現地の人々の反感を買う場合もあります。さらに良好な人間関係を保つように努力することも重要です。 日本では新しい住宅に移り住む時,ちょっとした手土産を持参し近所に挨拶して回りますが,海外においてはそのような習慣はありません。

しかし,地域の習慣にもよりますが,敷地内に勝手に入ったことで気分を害する人もいます。管理人など先方が信頼している人と一緒に挨拶に行ってみることも効果的かもしれません。

 

下記のサイトには詳しい情報の掲載があります。

(海外赴任者のための安全対策小読本 「外務省 領事局 邦人テロ対策室」

 

 

海外側でも日本人が対応してくれますか?(海外引越よもやま話)

2019.09.03

意外に知らない日本人が対応してくれないリスク

赴任されたことがある方ならご存じだと思いますが、これから赴任される方、もしくは駐在妻の皆様。日本人の対応がある無しについては注意が必要です。

 

その理由は簡単!海外引越会社にそもそも海外拠点がないこと。そのため、代理店などを使用している。さらには、海外で日本人スタッフを雇うと、コストも高くなるため、コスト削減のため近年では日本人スタッフを使用しない海外引越会社が増えています。

そこで注意が必要なのは、本当にご使用を考えている海外引越会社が、現地側はきちんと日本人対応してくれるのか、どうかということ。

 

もはや日本人対応は有料サービス!?

ひと昔前では、日系会社の海外引越サービスは日本人対応は当たり前の世界でした。ところが、今や海外での日本人対応はオプションサービス。本当にこれから使用を考えている赴任者の方は海外で本当に日本人が対応してくれるのか確認したほうがいいです。日本人の対応は無いけど、ローカルスタッフの日本語対応だったりしますので注意してください。

 

やっぱり帯同世帯や駐在妻には日本人対応が人気

英語に自信がある駐在妻もローカルの言葉はやはり苦手。もちろん中国語も難しい。そんな場合。どうしても日本人スタッフの対応があれば有難いですよね。はやり、ローカルスタッフだとちょっとした聞き間違いなのでトラブル発生の恐れがあります。また、長時間の間、ローカルスタッフだけだと少し不安もありますよね。そんな時、引越しの日本人スタッフが海外でもいると本当に安心します。だからこそ、最初から最後まで日本人が対応していることを望む駐在妻は多いんです。

 

 

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【連載】失敗から学ぶ海外人事(第 24 話 外国人の招へい、そんなに甘くはないよ)

2019.08.26

第 24 話 外国人の招へい、そんなに甘くはないよ

最近、外国人実習生の逃亡が話題になっていますね。実習生を家族的な雰囲気で迎え入れたけど、突然、いなくなっちゃった・・・。良くある話です。

 

私は海外人事時代に、中国やフィリピン等の現地従業員を招へいする、管理担当も兼務していました。ある企業の海外人事担当者、若手の A くん、 そろそろ昼休みかな・・と思っていると、部長さんが暗い表情でやってきました。

 

 

部長 :「A くん、 すまんけど○○警察署に行ってきてくれんか」

 

 

A くん:「はぁ?わたし、まだ何も悪いことしてまへんで。」

 

 

部長 :「いや、そうじゃないねん。フィリピンから研修に来てる N さん(女性)がな、今、○○署におるねん。引き取ってきて。」

 

A くん:「はぁ?私に怒られに行けと?」

 

 

部長 :「そうや。謝りに行くの得意やろ?」

 

 

A くん:「お巡りさん、怒ってるんですか?」

 

 

部長 :「うん・・」


A くん:「そうでっかぁ・・もう、担当やめたいっすわ。やってられませんわ!」

 


部長 :「たのむ!ほんまに、たのむ!」

 

渋々、 A くんは昼食もとらず、○○署に出かける準備にとりかかりました。まず、 N さんの受入部署に電話して、彼女のパスポートを探すことを依頼したのでした。○○署に、どんよりとした気分で到着すると、直ぐに受付に行って、私「先ほど、○○課の方から電話を頂きました、○○株式会社の A と申します。この度は、誠に申し訳ございません!(深々と一礼)」

 


警察官:「あーー!ご苦労さん!聞いてますよ。
2 階の○○課に行って下さい。」

 


どんよりとした暗闇に向かっている階段を、一段一段、踏みしめながら、お詫びモードに心を入れ替えていたのです。

 

【せーのぉーでっ!】

〇〇課の部屋の前に到着した A くんは、「せーのぉーでっ!」と心の中で呟きながら、ドアをノックし、元気よく、「失礼します!」と入って行ったのです。

 


警察官:「あー○○株式会社さん、わざわざ来て頂いて恐縮です。ご本人は、奥にいますが、その前に状況の説明をさせて頂きますね。」

 


A くん:「この度は、誠に申し訳ございません!」

 


警察官:「いやいや、そんなに緊張なさらずに。本人も悪意があってのことではありませんから。本日、午前○○時頃、社用で移動中の御社社員が運転しておられた車が、交差点付近で、他の車両に接触されました。事故自体は、大した問題ではなく、相手方の前方不注意で、少し擦っただけでしたよ。ただ、運転者から通報があり、警察官が行って現場で簡単な検証
を行いました。その時、業務の関係で同乗しておられた
N さんが、外国人であることが認められた為、念のため、パスポート又は外国人登録証の提示を求めましたところ、急いで会社を出てきた為、バッグを忘れたと証言されました。一応、身分の確認が完了するまで、署の方に居て頂く決まりになっておりますので、お電話差し上げた次第です。」

 


A くん:「この度は、誠に申し訳ございません!パスポートはお持ちいたしました!」

 


警察官:「あ、どうもどうも、担当に確認させます。このパスポートは、会社で預かってるんですかぁ?」

 


A くん:「法律上、それは出来ませんから、本人の承諾を得て、コピーを人事で保管しております!」

 


警察官:「じゃ、パスポートはどうやって見つけたんですかぁ?」

 


A くん:「N の受入部署に依頼して、彼女の女性の同僚に依頼して探してもらいました。パスポートのコピー、在留資格証明書等は、当社では法律に則り、適切に準備・管理しております!」(言えた!ちゃんと言えた!よかった・・・)

 


【日本の警察はそんなに甘くはありません!】


警察官:「ところで、記録を確認いたしましたが、以前にも同様のケースがあったようですがぁ、会社としての対応は、どのようにお考えでしょうかねぇ?」

 


A くん:(きたぁ、ちゃんと説明しなきゃ!)

 


警察官:「研修生や出張者の皆さんに、ちゃんと説明しておられるはずですよねぇ?」

 


A くん:「はい!入国してから、会社施設で宿泊させ、出社初日のオリエンテーションで、日本での生活についての法律順守と社内ルールの説明を徹底しております。また、身分証明は常に携帯するよう、厳しく指導しております!今回のような事態になってしまい、誠に申し訳ございません。今一度、入国管理法の遵守を徹底するよう、各部門長と外国人出張者・
研修生に周知致します!」

 


警察官:「そうですね。宜しくお願いしますね。
N さんには、 あなたの方からも然るべき指導をしておいてください。今日は、これで帰って頂いて結構ですよ。お気をつけてお帰りください。」

 


A くん:「承知いたしました。帰社いたしましたら、早速、会社に報告して対策を実施いたします。お手数をおかけいたしました。」

 


N さん「スミマセンデシタ(しょんぼり・・)」

 

帰りの車中で N さんに、法律を守るように根気強く説明し、受入部門の課長さんへの報告の仕方をレクチャーし、しくしく泣いている N さんを元気づけながら、帰社したのでした。

 


外国人従業員の招へいは、そんなに甘くはありません。なぜなら、招へいした企業が、管理責任を問われるからです。外国人は、日常的に警察官の職務質問を受ける機会があります。パスポートを携帯していないだけで、拘束され、規則通りに取り扱われるのです。

 


日本の警察は、世界でも非常に信頼性が高く、真面目に職務を遂行することで国際的にも知られています。一方で、途上国の警察は、腐敗が進んでいると言われており、国民の法遵守の感覚も、日本人とはまったく違います。そういう生活体験をしてきた人達を、海外経験の少ない企業や団体が、管理の仕組みを作らず、安易に招へいしているとしたら、無防備と言わざるを得ませんね。

 


【外国人の招へいは、国際親善では無い】


最近、テレビ等で「外国人実習生」が受入元の企業や団体から、突然姿を消して、逃亡するという問題が盛んに報道されています。技術の習得等の名目で招へいするのですが、安い労働力の確保という本音も囁かれてい
るようですね。

 

欧州諸国では、将来の就労人口減少に対する国策として、積極的に移民を受け入れてきました。その歴史は古く、現在では、住民間の軋轢や差別問題、治安の悪化やテロ問題等が取沙汰されています。日本においても、 外国人の実習制度を活用して、労働力を確保している企業団体は増加の一途を辿っていると言われています。それに伴って、受入側の管理ノウハウの脆弱性が指摘されています。

 


メディアを観ていると、善良そうな町工場の社長さんや農場のご夫婦が、「いい人達だと思って、家族同様に仲よくしていたのに、逃亡しちゃった・・・裏切られた気分です・・・」としょんぼりとインタビューに答える姿が流れていますよね。
外国人を招へいし、実習・業務を管理することは、国際親善とは全く次元の違った話しなのかも知れませんね。

 

 


【優先順位が違う!】


企業や団体が外国人実習生を招へいする場合、どういう認識に立つべきなのでしょうか?

日本人の労働者と彼らとは、いったい何がちがっているのでしょうか?

 


彼らは、私たち日本人とは異なった社会で生まれ、生活しています。貧困、様々な差別、未整備な社会保障、役人の搾等、厳しい生活環境があります。更には、自国の政府すら信用できずに暮らしている人達もいるのです。


そういう環境にいる人達は、法律や外国から来た企業のルールを守っていたって、生きていけない可能性もあります。それよりも、生まれ育ったコミュニティーの信頼関係やルール(掟)を守る方が、重要度が高い場合があります。

 


彼らは、自分と家族の生活を、自分達で必死に守る必要があります。だからこそ、遠い日本まで技能実習にきたり、出稼ぎに来たりして、「現金」を稼ぐ必要があるのでしょう。

 


彼らにとっては、法律も大事だし、日本の企業や団体での信頼関係も大事ですが、もっと大事なのは、「自分と家族の安全確保・生活の安定」なのでしょう。その為に、
1 円でも高い給料を持って帰ることが、最重要課題だと思っている人の割合が多いと感じます。

 

 

【まずは、知ることが大事】


企業は、 どのように外国人労働者と付き合っていけば良いのでしょうか?
労務問題や逃亡等の不幸な結果を招かない為に、どんな管理の仕組みを作って行けばよいのでしょうか?

 


人事の腕のみせどころですよね。企業や団体では、外国人労働者・実習生に対して、日本語と日本の文化・考え方・法律・

ルール等を学ばせようと、様々な研修が実施されています。

 


その前に、彼らがどういう社会で生きてきたか?遠い日本くんだりまで、何しにきたのか?・・・使用者側がもっと勉強し、問題の本質を知る必要がありそうですね。

 


次回は、私の専門分野「海外危機管理」について、考えてみます。

 

 

 

 

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