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海外で生活する前に知っておきたかったコト!Overseas Tips

海外引越し

駐在妻必見!ジャカルタでの乳児子育ての現状!(海外引越よもやま話)

2019.10.01

 

ジャカルタでの乳児子育てを覗く!

お子様がいる赴任。つまり家族帯同での赴任のことです。子供がそこそこ大きくなって、幼児や学童期であれば少しばかり心配も和らぐと思います。

 

しかし、お子様が乳児の場合は話が別!本当に心配でなりません。日本と環境が異なるため、オムツ、ミルク、衛生面、病院などあらゆる面で心配でならないはずです。

 

そこで、海外引越しの専門会社として、近頃赴任者が増えてきたインドネシアジャカルタにフォーカスして、ジャカルタでの乳児子育ての現状を考察したいと思います。

 

今回もかなり、私見に基づいた独断と偏見の情報提供になりますが、お許しください。

 

ジャカルタで乳児用品は揃うのか!?

やっぱり不安になるのはジャカルタで乳児用品が入手できるか。これがカギとなってきます。

そこで、ジャカルタで日本の乳児用品が入手できるか否かをご紹介します。

 

ジャカルタで購入しても用を足す乳児用品

①紙オムツ

まず、オムツ心配ですね。以前は日本で買うのとかなり価格が違ったのものです。しかし、ジャカルタでも同じくらいの値段で紙おむつが入手できるようになりました。つまり、紙おむつの入手の可否であればできるということになります。

まぁ。柄とか多少の違いを好まなければ、インドネシアで購入しても問題ないかと・・・。

しかし、どうしてもクオリティが日本とは違うようで、赤ちゃんのお尻が被れたり、痒くなったりします。やっぱり、日本製のオムツを持ってこれるだけ持っていくことをオススメします。

ちなみにインドネシアでは、マミーポコが紙おむつが人気。売上の6割超を占めていらしいです。

 

●おしりふき

もちろん、インドネシアでもおしりふきの購入はできます。人気があるのがマミーポコのやつらしいです。しかし、肌が合わないなどの懸念もありますので、いつも使い慣れているおしりふきを持っていけるだけ持っていくことをオススメします。

 

●粉ミルク・フォローアップミルク

特に粉ミルク派にとっては、ジャカルタで手に入るのか、心配な方も多いと思います。答えから言うと、個人的な印象としては、日本以上に種類が豊富な気がします。特に銘柄にこだわらなければ、ジャカルタで購入できます。

日本メーカーのもの入手できますし、他の国の粉ミルクも入手できます。値段は正直ピンキリ。1缶3,000円程度のものあるので、個人的には高いという印象です。そのため、海外引越しをしていても、粉ミルクを持っていけるだけ、日本から持っていく人が多いように見受けられます。

 

日本から持っていくことをオススメする乳児用品

携帯用離乳食

印象としてはベビースナックは豊富。但し、砂糖入っていたり、添加物が入っているなど不明なため、持っていける限り持っていくことを推奨します。

 

ベビーフードは少なくて高額な気がします。特にレトルト離乳食はあまりません。あったとしても、口に合うかかなり微妙です。そのため、手作りを頑張るか、お気に入りの日本からのレトルトを持参している方が多いように思います。

また、日本人御用達のスーパーマーケット「パパイヤ」でも買えますが高値だと思いますね~( ;∀;)

 

今回はかなり、さらっとした内容になってしまいましたが、参考にしてもらえれば嬉しいです。

赤ちゃんの時の海外赴任って本当に大変ですよね。でも、この親の大変さは子供は小さいので記憶にないんでしょうね。

 

以下に参考となるサイトのURLを掲載しておきますね。それではごきげんよう!

 

ジャカルタでおすすめの粉ミルクや離乳食、ベビーベッド。

 

http://jakarta24.blog.fc2.com/blog-category-9.html

家族がいる場合の海外赴任は単身or帯同どっちが望ましいか!?(海外引越よもやま話)

2019.10.01

 

家族がいる場合の海外赴任は単身or帯同どっちが望ましいか!?

近頃では予算の問題も考えて単身で赴任させる企業が増えているようです。全てコストで考えるのどうかと思いますが、実際には「単身」か「帯同」かで選択しなければならない方も多いかと思います。

帯同での赴任の場合は、家族がいるのに単身で行く場合、会社から補助あるとは言え、はやり日本と海外で別々に生活があるのでどうしてもコストが加算でしまいます。

そこで、今回は配偶者や家族がいるのに海外赴任しなければならない場合、どちらが良いのかを考察していみたいと思います。

元々の考えたによって異なる海外赴任

そもそも論になりますが、海外赴任の辞令が出た際の受け方として2通りあると思います。

①本人が希望していた

入社前から海外働くことを希望しており、駐在生活を夢見ていた人

 

②青天の霹靂

海外駐在生活など夢も見ていなかったが思いもよらず白羽の矢が当たり、駐在員になってしまった人

 

結論から言うと、帯同で行けるなら行った方がお勧めです。

ア)まず、精神的安定になる

海外駐在員生活、とても閉鎖的な社会。そのため家族が支えになります。会社も日本人の人数が少ないのでとても弊社的。だからこそ、一旦人間関係がこじれると大変。また、ローカルスタッフと接してばかりいるととても日本が恋しくなります。そんなとき家族がある間違いなく支えになるでしょう。

 

イ)生活に健全になる

単身で駐在するとついついお酒を飲みにったり、食事に偏りが出たり不健康になりがちです。家族がいないため休みのだらしない生活を送ったりする方も多いようです。そのため、家族が近くにいることで健康な生活になるでしょう。

 

家族帯同のデメリット

①子供の教育

やはりお子様がいる場合は、教育が心配です。日本人学校に通えど、全てが日本と同じとは言えません。学習塾も選べないですし、幼稚園も選べないなどのデメリットがあります。また、インターナショナルスクールに通うにしてもかなり高額な学費になります。そのため、教育の点においては不安が残ります。

 

②現地に馴染まない

ご家族の中にはどうしても、現地に馴染まない方もいます。食事、環境など理由は様々です。家族が心身ともに健康でないと、どうしても仕事に影響が出てきます。平日、週末など海外だからこそ日々フォローが必要です。

 

さて、今回、簡単にお伝えしましたが、帯同での赴任が選べるのであれば、家族での赴任をおすすめします。

ただ、家族が希望していない場合もありますので十分に対話を重ねてくださいね。

今回はここまで・・・

 

 

 

 

【連載】失敗から学ぶ海外人事(第 27 話 強盗だー!でも、直ぐに助けはこない!)

2019.10.01

 

 

 

27 話 強盗だー!でも、直ぐに助けはこない!

 

 

今回は、海外での身近な危機管理について、考えてみましょう。

 

私は、メキシコ工場立上に従事していた頃、最初はアメリカ側のホテルに滞在しておりました。立上部隊の若手三人で、いつもの様に夜遅くまで、私の部屋で愚痴を言いながらビールを飲んでおりました。
12 時も過ぎた頃、同僚の二人は、それぞれの部屋へフラフラと帰って行きました。

 

彼らが私の部屋を出た、僅か 2-3 分後・・・・
ドアをノックする音が聞こえました。酔っていた私は、同僚が忘れ物でもしたのかと思って、躊躇なくドアを開けてしまいました・・・

 

「しまったぁ・・、開けてしもうたぁ・・おかあちゃん、ごめん!先立つ不孝をお許しください・・」と、心の中で叫んでいました。なぜなら、ドアを開けた向こう側には、屈強な大男が3人、憮然とした表情で立っていたからです。

 

「強盗だ・・・俺は、ここで死ぬんだ!あーー、どうしてドアを開けちゃったんだろう・・・、妻よ、息子よ、娘よ、、さようなら!お父さんは、あなた方を心から愛してるよ!」

 

こういう場合、泣けど叫べど、助けはこないのです。
どうしましょうかね・・・

 

私は、突然の危機に、茫然と立ちすくんでいました。あまりの恐怖に、全てがスローモーションで、思考が停止し、動くことすらできませんでした。

 

やがて、三人のうちの一人が、私に向かって言ったのです。

 

OhWe are very sorry, Wrong room.
(すんません、部屋まちがった。)

 

私は、ドアを静かに閉めて、生まれて初めて神様に感謝したのです。

 

翌朝、ホテルのレストランで、どっかの大学のアメリカン・フットボール選手たちが、もりもり朝飯を食ってるのに出くわしました。たぶん、遠征に来てたんでしょうね。

 

そのうちの一人が、朝食中の私を見つけて近寄ってきました。私の部屋を、ノックした若造
でした。

 

Sorry last night.But,I am not a bad guy!HaHaHaHa!
(昨晩は、ごめんね。でも、俺は悪者じゃねぇよ。がっはっはっは!)
と言って、バカ受けしながら、私の肩を叩いて行ったのです。

 

笑い話で済んで、よかったですわ・・・

 

 

【ホテルのドアを開けさせる、さまざまな手口】

 

 

海外のホテルに宿泊する場合、ドア一枚が生死を分ける境界線になることがあります。
ドアをうっかり開けてしまった為に、強盗に殺されたり、女性がレイプされた事例がありま
す。

ある時は、ルームサービスのフリをして、ドアを開けさせようとします。また、ある時は、シャワーの修理に来たと称したり、あの手この手で、部屋に侵入しようとするのです。

 

プロの犯罪者は、ターゲットの心理状態を巧みに利用します。

私が経験したように、顔見知りやルームサービスが部屋を出た直ぐ後に、ドアをノックすると、「引き返してきた」と勘違いして、ついうっかりとドアを開けてしまう心理を利用したりします。
開けてしまったら 、電撃的に襲撃が行われますから、素人の私達には、どうしようもないのです。

 

 

【置き引き・スリは、日常茶飯事】

 

 

「今、何時ですか?」
ある国の空港のベンチに座っていると、おじさんに肩越しに背後から訊かれることがあります。

親切なあなたは、後ろを振り返って、時間を教えてあげるのです。
次の瞬間、あなたが隣の座席に置いていた、バッグが忽然と消えていたりします。当然、時間を訊ねたおじさんと犯人はグルなんですが、既に逃走してしまっています。

 

「あーー、しまったー。赴任前の研修で、荷物は体から離してはいけないと、習ったはずだ ったのにぃ・・」

と、後悔しても遅いですよね。航空券、パスポート、携帯電話、財布、クレジットカード・・・
全部盗られちゃったら、どうすることも出来ませんね。

 

バッグを盗ま れたら 、 身分証明すら 出来ません。空港職員に助けを求めても、言葉が上手く通じません。 飛行機に乗り遅れても、次のフライトの予約すら出来ません。ビジネスの予定は、全てキャンセルになりますよね。あっ、その日のホテルも予約できませんから、空港で夜を明かしますかね。

 

直ぐには、誰も助けに来てくれませんよ。日本の海外人事に国際電話して、ピックアッ プしてくれる迄、待ちますか?どうしますか?

 

私は、物語を語っているのではありません。
このコラムを読んで頂いている、多くの海外経験者の皆さんが、「そうそう、そうなんだよなぁ」と、相槌を打って頂いていると想像しています。

 

 

【最大の敵は、何か?】

 

 

プロの犯罪者は、仕事をする際に、相当のリスクを負いプレッシャーを感じています。最大のプレッシャーは、仕事に失敗し、警察に捕まる可能性です。いわば人生全てを、最悪の場合は自分自身の命を賭けて、犯罪行為を行うのです。

 

もし、あなたがプロの犯罪者だったら、どういう人をターゲットにするでしょうか?

私なら、「狙いやすい奴を狙う」を徹底しますね。

 

実際のプロの犯罪者も、同じ心理が働いています。リスクを低減する為に、「狙いやすいターゲットを探す」のです。

 

屈強な男性より、弱そうな男性。素面の男性よりは、酔っぱらってる男性。男性よりは、か弱い女性。女性よりは、老人や子供。
という具合に、より狙いやすくなっていきますよね。狙いやすいターゲットを、「ソフトターゲット」と呼んでいます
 。

 

彼らの判断は、相対的な比較に基づいています。犯行の場所において、より「防備の脆弱な人」を候補に挙げて行くのです。

 しかし、彼らが最終的にターゲットと決めるのは、どういう人でしょうか?

 

それは、「油断してる人」なんです。

 

これは、全世界共通の「ソフトターゲット」なのです!
プロの犯罪者達は、「油断してる人」を探し出すのが、天才的に上手なんです。ターゲットの選定が上手くいけば、仕事の半分以上は終わったようなもんです。

 

まさに、「油断大敵」ですね。

 

 

【本社は、何も出来ない】

 

 

海外で、出張者や駐在員が犯罪に巻き込まれたとしても、実は、本社にいる海外危機管理担当部門は、 「直ぐには、何も出来ない」のです。
なぜなら、現場は、飛行機乗って行かなければならない、遠く離れた異国の地だからです。

 

だからこそ、駐在員に赴任前研修で、「自分の身は、自分で守る」を深く心に刷り込んで置かなければなりません。

犯罪被害に遭ったとしても、直ぐには誰も助けに来ない事の重大さを、駐在員全員に、よぉーーく理解させておかなければならないのです。

 

ひったくりが盛んな国もあれば、強盗で有名な国もあります。色仕掛けで、睡眠薬を飲ませて身ぐるみ剥ぐ犯罪グループが問題となっている場合もあります。

途上国では、誘拐が頻繁に発生している地域もありますよね。

 

国よって、警察に頼っても良い場合もあれば、警察が犯罪グループに加担しているような国もあります。警察官が正義の味方だと、 100%信用できない現実もあるのです。

 

自分自身が赴任する国での、犯罪被害の特性を良く頭に叩き込んで、被害に遭わない為の極意を学んでから渡航することは、非常に重要なことですよね。また、犯罪被害に遭ってしまったらどうするかを、予め準備しておくことも重要です。

 

最近は、海外赴任前の良質な危機管理研修を提供しているコンサルティング会社があります。専門家のレクチャーを受けることは、駐在員・帯同家族、そして会社としても、とても有益だと思います。

 

 

【最後に、一言・・・】

 

 

日本企業の駐在員に選ばれる人達というのは、ご家族も含めて、非常に真面目で親切で善良です。

そういう人達が、社命を受けて慣れない異国の地で仕事をし、生活しているのですから、企業は決して安全配慮義務を忘れてはなりません。

 

 さらに、駐在員の派遣は、単なる実務担当者ではなく、会社の屋台骨を支える海外事業所の経営者を送り込むという感性が必要ですね。

海外駐在員の業務上・生活上の安全を確保することは、企業にとって、海外事業の安定性を確保することに直接繋がると思っています。

 

次回は、「海外危機管理の要諦」について、考えてみます。

 

 

 

インドネシア駐在妻の御用達のパパイヤフレッシュギャラリーとは!?(海外引越よもやま話)

2019.09.28

 

 

日系スーパーマーケットの老舗「パパイヤ フレッシュギャラリー」

最近人気のジャカルタへの赴任。ひと昔前では、帯同する奥様もインドネシアに行くのは不安があったようですが、近頃では、かなり生活もしやすくなり人気が出ているようです。

 

やっぱり、駐在生活をおくるようになれば、どうしても日頃通う必要のあるスーパーは気になるところです。そこで、日本人御用達のスーパーマーケットを紹介します。

 

海外引越し会社として、お荷物の配達時にスーパーマーケットを聞かれることがあります。その際に、個人的よく教えていえるスーパーマーケットを今回は取り上げてみたいと思います。

 

スーパーマーケットと言っても多くの会社があります。安めの店から高級店まで。もちろんローカルのスーパーマーケットもありますが、どうしても日系のスーパーマーケットをお薦めしたいところです。

 

そこで、今回取り上げたいのが、日本人駐在員に有名なのが、老舗「パパイヤ フレッシュギャラリー」(以下、パパイヤ)という日系スーパーです。

 

確かにここに行くと多くの日本人に会いますね・・・。

実はこのパパイヤは店舗展開をしているんです。首都ジャカルタだけでなく、バリ島やスラバヤにもあり、現在で12店舗も展開されていると言われています。

実はこのパパイヤはインドネシアで25年近くの歴史があるんです。しかも、第1号店はジャカルタではなくスラバヤでオープンしたというから、創業者も根性があると言えます。

 

何でもそろっちゃうパパイヤ

さて、パパイヤの魅力は何でも揃うこと。特に日本食の食材も豊富にそろっています。

その分価格も高いため、日本人駐在員やその家族や日本食の高級食材を求めるローカルを顧客ターゲットにしているように思われます。ですが、あまりローカル人が購入しているイメージは少ないので日本人がメインターゲットになるはずです。

優れている点は、いつもお店が清潔で綺麗。そして、POPも日本語でも書かれているのでとても親近感があります。

 

品揃えも、お土産からお菓子、お米や味噌、豆腐に納豆、おそばやうどん、ラーメンもありますし、こんにゃくなどもあっります。本当に日本のスーパーようです。個人的には、日本語フリーペーパーも置いてあるので、私は買い物ついでに日本語フリーペーパーをもらってかえることをルーティンにしていました。

 

個人的には日本へ戻る時のお土産の購入にはとてもオススメできると思います。お土産に行かなくても何でも揃うのでとても重宝すると思いますよ。(^^)/

 

営業時間

営業時間は店舗によって異なっていますが、9:00~21:00 or 22:00くらいまでやっています。個人的には仕事帰りにもよって帰ることごができたのでとても準備に感じます。

店舗情報など詳しく乗っているサイトがありましたので以下に紹介しますね。

 

インドネシアの日本食スーパー『パパイヤ』に行ってきた

 

パパイヤで働く日本人

また、パパイヤで働く日本人もいるようです。youtubeにアップされていまいましたので紹介しますね。

 

【連載】失敗から学ぶ海外人事(第 26 話 ついにでたーっ!豚インフルエンザ!)

2019.09.24

26 話 ついにでたーっ!豚インフルエンザ!

 

2007 年頃、私は海外人事にあって、海外危機管理をメインに担当するようになっていました。その頃、いろいろな海外危機管理セミナーに意欲的に参加していましたが、必ずと言っていいほど「新型インフルエンザ対策」が、話題に上るようになっていました。

 

セミナーに参加している各社の「危機管理担当者」の皆さんは、新型インフルエンザ対応マニュアルの策定に、腐心されていたようです。

 

2008 年頃から、社内の総務に「危機管理委員会」の設立が決定され、私自身も、「新型インフルエンザ対策本部事務局」のメンバーとして吸収されました。
っていうか・・・総務には海外に詳しい人材はいなかったので、ほぼ 無理矢理に巻き込まれたという感じだったですね。
事務局といっても、やる気満々な総務部長さんと私の2人きりの、非常に寂しい状態でした
 。

兎に角、体育会系のブルドーザーのような総務部長さんと二人で、「新型インフルエンザ対応標準」なるものの策定に、着手したのです。

 

今回は、 危機管理標準の策定が、 なぜ難しいのかを考えてみました。

 

ほんとに、不況が長引いていて、なかなか経営が上手く行かない企業が多いようですね。
政府も、さまざまな経済政策を実施していますが、景気が良くなってる実感が沸きません。
・・・っていうところから、お話すると、「何言ってんの?危機管理の話だろ?」と、思われる方が多いと思います。

でも、経済・金融政策と危機管理標準策定とは、策定の困難さについて共通点があると思っています。

 

どういう共通点があるのでしょうか?

 

 

【あくまでもモデルです】

 

私は、大学時代に経済原論という、非常に小難しい学問を学びました。はっきり言って、ぜんぜん理解できませんでしたね()

 

今でも、古典派経済学・マルクス経済学・近代経済学などなど、難しくてまったく分かりません。
私なりの理解 で言いますと、経済原論というのは、一定の条件下でどういう原理が働くかということを論じているのだと思っています。
  「理屈の上では、こういう原理が働いているはずだ!」ということを論じているのであって、それをそのまま現実社会に適用しようとすると、前提条件が違っていたりするために、期待するアウトプットが出ないことがあるのでしょう。

 

危機管理標準策定においても、自社にとってのリスクを正しく評価し、一定の条件を想定して策定するのです。リスクの評価・想定を間違ったら、標準が効果的に機能しない場合があります。

そうは言っても、この世の中、何が起こるか分かりません。リスクを正確に想定することは、実は、プロの危機管理コンサルタントでも、非常に難しいのです。

 

「想定の困難さ」が、第一の共通点です。

 

 

【上手く機能するか、分からない・・】

 

 

経済・金融政策は、現状(結果)に対して、なんらかの施策を打つのですが、事前にそれが有効かどうか「実験」することが出来ません。

つまり、「実行」そのものが「実験」になってしまうのです。たまに、政策が間違っていても「上手くいっている」と、しらを切り続けなければならない時も、あるようですね・・・・

 

危機管理標準も、想定したリスクが顕在化しないと、有効性は実証出来ません。しかし、従業員の安全に関わることですから、「上手くいきませんでした。どうも、すみません。」では、済まされないのです。

 

「実験が困難」が、第二の共通点です。

 

 

【最も悩ましいのは、何か?】

 

 

経済・金融政策にしろ、危機管理標準にしろ、最後まで悩むのは何でしょうか?

 

それは、「人の心が、どう動くか?」によって、無限の選択肢があるということです。

 

経済・金融政策で、政府が必死で企業に賃金を上げるように働きかけました。しかし、実際にベースアップがあっても、景気の先行きが不透明で社会保障の行く末が案じられている現状では、将来の生活の不安から「貯蓄」に回ってしまっているかもしれません。

個人であろうと、企業であろうと「金を使うのか?貯蓄するのか?」は、人の心象の表現です。現在の日本の経済・金融政策は、まだまだ私達の心を動かすレベルまでには至っていないのでしょう。

 

海外危機管理標準においては、会社が従業員の安全をどのように考えているかの表現となります。対策を実行するのは、現場にいる従業員ですから、「自分達の安全が、しっかりと配慮されている」と納得できるルールで無ければ、効果的に機能しません。

 

例えば、海外有事において「拠点責任者は、従業員全員の退避を見届けてから、最後に退避」と決めたとします。その一文を読んだ拠点責任者は、「とんでもねーぞ!俺が逃げ遅れたらどうすんだよ?俺は、死んでもいいのか?」と、暴れだすかも知れません。

はたまた、義理人情に厚い駐在員達が、「社長をおいて、我々だけ逃げる分けにはいきません!」と言って、退避が遅れる場合も想定されます。

 

 そうかといって、危なくなったら全員同時に一斉退避と決めたとします。

駐在員全員が尻尾を巻いて一目散に逃げて行った為に、 現地従業員との信頼関係が崩壊する可能性があります。その場合、危機が去った後の事業再建に、現地従業員達が快く協力してくれるかどうか分かりません。

「日本人は、危なくなると地元の俺たちのことなんかほったからしにして、自分達だけ安全な場所にトンズラしやがるんだ。何が、社員は家族同然だ!嘘つき!」と思うでしょうね。
海外危機管理標準には、そういった、さまざまな立場の人の視点に立った「心の動き」も、配慮しておかなければならないのです。

 

「計測困難な人の心の動き」が、第三の共通点です。

 

 

【実験できた、新型インフルエンザ対策】

 

 

ところが、私は非常に稀なチャンスに恵まれました。

2008 年中に策定した、「新型インフルエンザ対応方針」を実験することが出来たのです。

 

2009 4 月、「新型の豚インフルエンザ」がメキシコで猛威を振るっているという報道が流れ、瞬く間に全世界にウイルスが拡散していきました。

 

 一瞬、世界各国の政府は動揺し、日本政府や多くの日系企業も過剰反応してしまいました。
また、日本人の多くも過剰反応し、風評被害も出ましたね。

 

 幸いにも、「弱毒性」だったため大参事になりませんでした。

企業の危機管理部門は、比較的スローペースで「新型インフルエンザ対応標準」の稼働状況を、じっくりと実践しながら観察することが出来たのです。

企業は、「頭の中で構築した危機管理標準」が、「どこまで有効に機能し」、「どの段階で仕組みがするかを」目の当たりにすることが出来たのです。

 

頭の中だけで構築した標準は、非常に早い段階で管理限界に達し、管理体制は脆くも崩壊しました。

この時、私は、自社の「実力値」を知ることが出来たのです。

 

多くの企業の危機管理担当部門が、この時の経験を、感染症以外の他のリスクに対する対処行動を策定する際に、大いに参考にすることが出来たのではないでしょうか。

 

インターネットや書籍をちょっと調べれば、海外危機管理の標準の知識や雛形は、いくらでも入手することが出来ます。大事なことは、それらは、日本企業が海外有事に四苦八苦しながら対応した、「経験からくる知恵の集積」であるということでしょう。

 

海外危機管理標準の策定が完了したら、時の経過とともに形骸化させることなく、先人の知恵として大事にしてもらいたいと、切に願うばかりです。

 

次回は、「駐在員の身近な危機管理」について、考えてみます。

 

メンタルがやられる海外赴任者の特徴(海外引越よもやま話)

2019.09.20

★真面目な人ほど危険な海外赴任!?

真面目というのは、日本では美談ですよね。もちろん不真面目よりも真面目の方が良いに決まっています。しかし、真面目な人の多くは生真面目なんです。

 

その生真面目な性格は海外駐在員として仇になることもあります。なぜなら、真面目であればあるほど、”べき論”に走りやすいと思います。

「何故、そうしないのか」「違うだろ本来こうあるべきだろ」など、ついつい”べき論”に走りがちなです。

 

そうすると、直ぐにメンタルがやられてきます・・・・。間違いないです!

 

私の経験からも見ても、日本の常識は海外で非常識なことも非常識ばかり。

外国人スタッフが、日本のルールに全て従うと思っていると大間違い!!!

 

これって、会社だけでなくて、日常の海外生活で頻繁におこることなんです。

例えば、コンビニでも国によっては横入りするのが当たり前ですし・・・。タクシー乗っている最中ずっと携帯で話しているドライバーいたりして・・・。

 

もちろん、仕事で言えば、外国人の”わかった”ほど、当てにならないものありません。

だからと言って、直ぐに腹を立てたり、ストレスに感じてはいけません。

 

なぜなら、文化が違うからです。文化の違う国で育ったのだから、考えて方や行動が違っても仕方ありません。

そのくらい、懐を広くもつ必要があります。

 

まず、相手に歩み寄っていくことは大切なことだと思います。

拒む態度よりも受け入れる姿勢。ここが違いだと思います。

 

下に面白い記事がありましたのでご参考にしてください。

 

 

「生真面目で頑張り屋」ほど危ない海外赴任
メンタルの健康を保つ「6つのセルフケア」

https://toyokeizai.net/articles/-/125766

 

(さらに…)

海外引越業者は海外拠点と日本の連携が取れているどうかで決まる!?(海外引越よもやま話)

2019.09.18

 

大手企業だと海外拠点のグループ間の連携って取りにくい!?

引越業者は大手企業が安心だと思うはずです。確かにその通りかもしれません。

大手企業なら信用もあるし、拠点数もある。それらが主な理由かもしれません。

 

しかし、大手企業だから信用があると言い切れるのでしょうか。

昨今のトラブルをメディアなどにも取り上げられている状況をみると、もはや大手企業だからという大丈夫」という”信用神話は崩壊”しているかもしれません。

 

ところで海外拠点数が多いのと、拠点間の連携が取れているのは相関関係はありません。

そこは企業やスタッフの努力と言えるフェーズです。

 

特に組織が大きくなればなるほど、拠点間の連携は取りにくくなるはずです。

 

その理由は、人が多くなると、どうしても組織が増える。組織が増えれば部署も増える。

部署が増えれば業務が分かれる。業務が分かれれば、セクショナリズムが起こりやすい。

 

セクショナリズムが起こりやすいと、連携はむずかしい・・・((+_+))

 

こんな風に考えてしまうのは私だけしょうか。

実際に企業が大きいのとグループ間の連携が取れているのかは関係が無いように思います。

 

 

海外引越の満足度はトラブルの時に露呈する!?

海外引越と国内引越の違いで最も大きな点は、国家間で家財を運ぶことです。

家財を送り出す側と、受け取る側との連携が大切になるんです。

 

特に以下が重要になります。

①両者み密になっており、連携がとれていること。

②関わる人間ができる限り少ないかと(一人の担当者がしっかりサポート)

 

①に関しては、会社が大きいとどうしても縦割りになり、データでのみのやりとりになりがちですよね。

例えば、メールや情報共有のための社内システムとか・・・。

 

もしかしたら、名前も知らない会ったこともないスタッフ同士がやり取りをしている可能性があります。

特に大手企業ですとそのようになりがちです。

 

極めて機械的な間柄・・・

こうなると本当の意味での生きた情報の連携や、血の通った情報連携は難しいですよね。

 

また、②に関して言えば、理想として営業や見積や引取り、また海外側もコンタクトを取る人と配達する人が一緒の方がいいですよね。

なぜなら、何かあった場合も問題がどこにあるのかもわかりますし、トラブルの際も迅速な対応ですよね。

 

人が増えれば増えるほど、お客様との距離感はどうしても気薄になるはずです。

だって、パート毎に担当者が変わる流れ作業のような仕事でしたら、家財にも引越にも熱が入らいないですよね。

 

ではマイグローバル・ジャパンはどうなのか?

まず、拠点数で言えば13ヶ国25拠点と海外引越の専門会社としては業界最大級!

グループの連携で言えば・・・。

 

勿論!良いと言えます!

 

なぜなら、私たちは大手物流会社と違い、海外引越を専門とした小さな会社です。

拠点数は多いかもしれませんが、各拠点のスタッフとはほぼ毎日連絡を取り合っています。

 

また、年に数回、海外側のスタッフと会う機会もあるんです。だから顔見知り。

そのため、情報共有や細かいやり取りもスムーズ×2

 

また、私たちはできるかぎり、日本側と海外側毎に一人の担当者が責任をお客様の引越を担当するようにしています。

だから、お客様の引越情報も理解しているんです。

 

これって、当たり前かもしれませんが、私は意外に凄いと思っているんです。

なぜなら、セクショナリズムが無いんですよ。

 

担当者が責任を持ってお客様の引越家財を対応します。

だから、万が一の家財の破損や紛失があった場合も、親身に迅速に対応できるんです。

 

これって表にはでない海外引越専門企業ならでは強みだと思っています!

帯同する奥様は不安がいっぱい(海外引越よもやま話)

2019.09.11

家族の適応が海外勤務の成功要因!?

 

海外進出企業のメンタルヘルスケアを専門に行っている株式会社MD. ネットの調査によると、「夫が海外転勤を命じられた場合2人に1人が帯同しない」という結果が得られているそうです。こんな情報を知りたかったのでとてもありがたい調査です。下の図を見てください。

 

 

この調査によると7割以上の奥様が夫の海外赴任に対してネガティブなことがわかります。

 

ガーン( ゚Д゚)・・・

 

海外引越会社としてはそろそろ、近年赴任者も増えており、海外駐在することはあまり抵抗がない時代になったと思っています。

確かに2011年と少し古いデータのため、今は少し変わっているのかもしれませんが、でも55%の奥様が夫に帯同したくないと思っているのは衝撃でした!!!

 

何故、奥様は帯同したくないのか?

 

「海外に帯同しない」と答えた女性の理由の1位は(87.0%)子供の教育問題。確かに海外だと勉強環境も異なるし、

特に東南アジアだと英語圏でもないので帯同させてよいのか不安になるはず・・・。

 

個人的に気になるのは、(63.3%)の安全面で不安だから・・・。

 

これは、工夫次第で回避できそうですね。安全面に関しては少しでも現地の情報を得るとかなり和らぐはずです。

情報を知っているのと、知らないのでは天地の差です。

 

夫の会社の人とも始終会えるわけでもありませんし、引越したらその日から情報のライフラインが必要ですよね。

 

 

日本人対応はマイグローバル・ジャパンならではの海外引越サービス

マイグローバル・ジャパンの海外引越サービスでは海外側でも日本人による立ち合いが標準サービスとなっています。

そのため、奥様だけでもお荷物を届けもらうことが可能です。

 

さらに、日本人スタッフは現地に駐在しており、そのため現地に精通してるんです。

弊社グループの現地スタッフの中にはローカルの奥様と結婚し、長く現地に住んでいる者います。

 

だから現地情報にはかなり詳しいんです~。

 

治安情報や買い物場所なども、なんでもかんでもスタッフに根掘り葉掘り聞けちゃうんです。(*´Д`)

だから、赴任したばかりの人でも安心して現地生活がスタートできちゃうんです。

 

もし、夫の海外赴任に帯同することになったら・・・。

 

その場合、治安などの不安がなくなるだけでも、かなり明るいスタートが切れると思いませんか?

奥様!海外生活が決まったら、まずは私たちにご相談ください。

 

弊社なら海外側で世話焼きのスタッフが、色々と奥様の不安に答えてくれるはずです。

だから、奥様の不安も解消間違いなし!!!

 

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その引越し会社、希望日に引取りができますか(海外引越よもやま話)

2019.09.09

 

 

 

 

大手引越会社の場合、最も大切にするのは、既存の取引先企業

 

海外への赴任は前もって、2カ月くらい前に会社から辞令でるのと、出ないのでは赴任者にとって引越業者選びが極めて困難になります。

日本から海外に引越する場合、繁忙期は2月3月。その次に7月,8月が9月の赴任に向けて混雑します。

近年では、引越難民の問題もあり1月から海外引越の依頼が増えている傾向になります。どの企業も混雑を避け、引越難民にならぬように時期を分散させているように伺えます。

 

とはいうものの、赴任者の異動シーズンは重なります。特に大手物流会社がおこなう引越サービスにはお問い合わせが殺到することは間違いありません。

繁忙期の時期に、大手に海外引越しを依頼しても、対応してくれる可能性は低いと考えられます。

 

なぜなら、大手引越会社の場合、最も大切にするのは、既存の取引がある企業だからです。

だから、間違いなく取引先を優先して手配します。

 

そのため、初めて問い合わせ方や個人負担での引越の方はできるかぎり後回しにしたいはず。

となると、希望する見積り日や引取り日など融通が利くはずがありません。

 

確かに大手物流会社が行う、海外引越しサービスはネームバリューもあり信頼できそうな感じがします。

しかし、その一方で取引先優先であり、どうしてもお客様のニーズに合わせての対応を難しくなります。

 

そうなると、杓子定規な対応をされることも多いはず。

もし、希望日の対応が難しい場合、弊社のような小さい会社と大手の両社に見積など依頼をしてみると、サービスの違いはわかるかもしれません!

 

(編集:マイグローバル・ジャパン)

広報担当:高山

 

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海外引越の荷物に税金がかかるのか!?(海外引越よもやま話)

2019.09.05

引越家財はUSEDである意味

通関事情を熟して海外引越をしている方は少ないと思います。もしも、引越荷物がUSED品として認められなければとてつもない関税が必要なってしまいます。

 

例えば、趣味でそろえたスニーカー20足。もし新品であったら関税が掛かってしましますよね。そのため、海外引越の荷物って、「本人から本人へ送る使用中の家財」として送っているんです。

 

また、発展途上国では、使用中の家財であっても、ゴルフなどの贅沢品、家電製品、家具で関税がかかかります。

 

だから、大量の引越家財を運んでも世界中で無税扱いとされているのが大半です。そのため、引越家財を非課税対象にするために、長期滞在ビザを原則取得していることが必要になります。国によっては、労働許可証も一緒に必要なことがあります。それらが無いと、引越家財を通関できないのでご注意ください。

 

それらは多くは自国産業を守るために課税が発生しています。だからこそ、必ず使用する海外引越会社に通関事情を詳細に確認する必要があります。

 

詳しくは弊社にご相談ください。

 

(編集:海外引越のマイグローバル・ジャパン)

広報担当:高山

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