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海外で生活する前に知っておきたかったコト!Overseas Tips

赴任者のメンタルケア②

2019.02.25

 

前回に引き続き、今回も赴任者のメンタルケアについて考えていきます。赴任先での心の問題を軽くみてはいけません。心と健康は密接な関係にあります。特に帯同家族がいる場合はさらに家族のメンタルケアに細心の注意を払う必要があります。

 

 

力まない!焦らない!

とくに海外赴任者は結果を出そうと躍起になる人が多く見受けられます。「本社にオレの実力を見せてやる」などと張り切っている人ほど症状をこじらせる傾向があります。そして、ついには、会社に大損害を与えてしまうものです。
もし、焦ったり無理をしたりしなければ、3ヶ月を過ぎあたりから次第に心身に充実感が戻ってきます。しかし、人によっては頭痛や下痢は半年近く続く人もいます。回避方法としては、何事もプラスに考え、ゆったり構えてください。そうすれば次第に、症状はだんだんと軽くなっていきます。

 

 

 

海外不適応症状から回復する方法

海外不適応症状から心身の健康維持と回復には、至極当然ですが①規則正しい食事、②適度な趣昧と運動、そして③十分な休養(睡眠)が不可欠です。もしも「体調がおかしいな」と感じたら、とにかくよく眠ることが大切です。気を付けることは「薬にたよらない」ことです。医師によっては精神安定剤や睡眠薬を投与する人もいます。しかし、あまり効果はありません。アルコールに依存し過ぎると依存症になるので、できるだけお酒に頼らないでください。「不適応期」をやり過ごせたら、あとは心身ともに安定した生活を送れるようになります。回復には上記の健康維持の三要素に気をつけていれば大丈夫です。

 

 

奥様の心のケア

ここでは駐在員の奥様の心のケアについて触れたいと思います。帯同された奥様がノイローゼで帰国されることや、離婚する場合もあります。多くの場合、夫婦の信頼関係が揺らいできたことから始まっています。それらは多くの原因によって引き起ると言えます。例えば、奥様が海外不適応症状悪化することや、夫の「仕事の邪魔」「会社に電話するな」などのちょっとした言葉が引き金になる例も少なくありません。
奥様の心のケアは、趣味・運動はリフレッシュの側面から考える必要があります。特に睡眠と通じるものが良く、また温泉やリゾートへの旅行もおすすめです。できるだけ趣味を多くもち、一人、夫婦、家族全員など、色々な人でも趣味を楽しめる工夫をしましょう。また、日記や手紙を書くのも効果的です。

 

単身赴任場合、国内に残っている家族にも「不適応症状」が起こることもあるので注意が必要です。夫・父親の不在も家族にとっては立派な“環境の変化"です。奥様が「私ばかりが苦労している」とそれぞれが不満を抱く前に細目なコミュニケーションが求められます。やってはいけないのは、夫が妻を放ったらかしにすること。相手にコミュニケーションを委ねないことが大切です。
よくやってしまうのは「国際電話は自由にかけろ」「いつでも会社に電話していい」とだけ言って、家族を放置してしまうことです。特に単身赴任する場合は、家族に対して能動的にコミュニケーションを取るように心がけてください。

 

 

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