海外引越をスムーズに行うための方法③
2019.02.21
引越しの手際の良さは仕分けで決まります。数回に分けては海外引越しの仕分けのポイントをご説明します。海外引越しの仕分けのする上での注意事項やポイントを知っていただければと思います。前回に引き続き、詳しく見ていきます。
2-4輸入禁止製品について
海外引越しと国内引越しで異なるは、発送禁止物があることです。当然のことですが、武器、弾薬、銃器・火器・刀剣類、麻薬、危険な薬品、石油・ガス、ポルノ、などの製品は発送できません。また、ワシントン条約規制の対象になる物(革・象牙・珊瑚・べっ甲など)。また、それらを使った製品は引越荷物に入れることはできません。さらに、赴任国・地域が宗教上の理由や産業育成の目的で輸入を禁止するものありますので、関税障壁を設けているものもあるので、必ず引越し会社に詳細を確認してください。
2-5衣類・下着類
近年、どの国でも大抵のものは手に入ります。しかし、品揃えは国によってまちまちです。また、赴任国で目当てのブランドが無いこともあるので注意してください。また、サイズが合わない場合が多いので衣類や下着は通常使用しているものをもっていくことをお勧めします。また、子供の衣服は、現地の気候に合ったものをできる限り持っていくことをお勧めします。そして、子どもの成長に合わせて、現地で必要なものを買い足していくのがよいでしょう。
2-6食料品
近年、海外でも、日本の食料品はだいぶ手に入るようになってきました。しかし、今日でも日本に比べて価格は割高です。特に日本人が主食とするお米も手軽に入手できるようになっています。日本米に比べ、外国産米は割安で入手できます。また、世界中どこへ行っても麺料理はありますが、蕎麦やうどんなどの日本の麺類が恋しくなることがあるはずです。できれば、賞味期限内に食べられる程度の量を引越荷物に入れておくのもよいでしょう。調昧料もたいていのものは海外で手に入りますが、やはり醤油は引越し時にいくらか持っていくと重宝します。また、昆布、ワカメ、削り節、海苔などの乾物なども、湿気やカビに弱いので十分注意してもっていくことをお勧めします。
2-7台所用品
台所用品は、普段から使い慣れたものはできるかぎり持っていくことをお勧めします。ただし、引越荷物を出した後、出国するまで台所用品がなくなるので気を付けてください。また、こだわりの和食器類があれば、海外では入手しにくいので持参することをお勧めします。ただし、乾燥しやすい国に漆器などを持っていくと、すぐにひび割れるし、高額な食器も輸送中に壊れることも覚悟してください。破損や紛失などのもしものことを考え、海外引越し保険をかけることを忘れないでください。
2-8化粧品
化粧品は、赴任先の規制・課税対象品となっている可能性があるので注意が必要です。引越し会社に現地の化粧品通関事情をきちんと確認してください。大量に持っていっていくと、課税や没収の心配があるのでご注意ください。足りなくなったら赴任国で似たようなものを調達するか、一時帰国の度に手荷物で運ぶことをお勧めします。
2-9靴
現在、履いている靴は全部持参することをお勧めします。子ども用の運動靴は、海外ではヒモ式がほとんどなので、注意が必要です。また、男性用の24センチ以下、女性用の22センチ以下の小さいサイズは海外では入手が困難です。またアジア諸国では、足のサイズや幅の広い靴は入手困難です。
2-10携帯しておきたいもの
「壊れても、あるいは紛失・盗難されても」携帯しておきたいものは、人によって異なるはずです。女性であれば台所用品や日用品、使い慣れたカメラや趣昧の道具、思い出のアルバムー、HDD、DVD・ビデオなどの記憶媒体など。人によって価値観はことなります。しかし、通常、それらは船便で送るケースが多いですが、物によっては手荷物で携行することをお勧めします。
2-11緊急時に必要となるもの
緊急事態は少ないですが、現地で探すのが大変なものをご紹介します。安全対策の道具短波ラジオ、オーディオ機器等や変圧器などです。これらは事前に用意して船便で運ぶとよいでしょう。