今さら海外引越入門(海外引越よもやま話)
2019.10.15
そもそも海外引越と国内引越は何が違うのか!
国内引越しは単純に荷物を違う場所に移すだけ。そのため輸出入禁止・規制品目なども考慮する必要もありません。しかし、海外への引越しにおける荷物は輸出物扱いになります。ただし、商業貨物としては扱われることはなく、引越家財は家庭の中古品として扱われます。そのため、本人から本人に送る使用済みの物ですから、基本的には無税扱いで輸出入できるのです。
しかし、日本から家財を出す際には、荷主が本当に海外に渡航するのかを証明するため、航空券とパスポートは最低限の必要書類となります。コストを下げたいあまり、自分で何かしたいと方もいるかもしれませんが、荷物を税関まで持っていったり、必要書類を提出したりと個人レベルやるのは極めて困難です。
もちろん海外側はお荷物を輸入するわけですから、ビザ、労働許可書、会社からの雇用証明書など、国によって異なりはしますが、とにかく長期滞在を証明するための書類が必要になるのです。これだけ見ても国内引越と海外引越とではかなりの違いがあることがわかります。
国によって異なる通関事情
もちろん、全ての国の輸出入の規制品目管理が同じではありません。国によっては品目によって税金を課せられる場合がありますので注意が必要です。特に家電品については自国の利益を守る為に引越し荷物でも課税扱いにしている国もあります。また、ゴルフクラブやバッグなどは国によっては生活必需品でないため、課税扱いになる国もあります。これらは引越会社に依頼する際に確認するとわかるはずです。
家電含め、お荷物の数量が多く且つ新品の場合には、課税される場合がありますのでご注意ください。
もちろん、問答無用で持って行ってはいけないも物もあります。以下は各国共通の輸出入品目になりますので参考にしてください。
【書類関連】:ポルノ、政治的煽動文書
【貴重品】:現金・通帳・有価証券・クレジットカード・宝石・高級時計など
【動植物関連】:生きている動植物 、種子
【化学品関連】:麻薬、劇物、毒物
【危険品関連】:マッチ、ライター、エアゾール式スプレー、ガスボンベ、鉄砲刀剣、花火、引火性物資
【その他】:ワシントン条約において取引が禁止されている野生動や植物を材料しているの加工品[(皮、毛皮、角、骨、象牙、サボテン等]、事前に検疫確認が必要な動植物・肉製品(ソーセージ・ジャーキーを含む)、野菜、果物、米など。偽ブランド品
荷物に規制があるのも海外引越の大きな特徴です。
(海外引越のマイグローバル・ジャパン)
広報担当:高山